セミナー研修:セミナーと研修の違い
今回はちょっと閑話休題です。セミナーと研修の違いについて考えてみましょう。
まずセミナー(seminar)ですが、ゼミナールとも云います。大学の「ゼミ」と同じです。もともとはドイツ語で、『(1)大学で、小人数の学生が集まり、教師の指導の下に自ら研究し、発表・討論を行う形式の授業。演習。ゼミ。セミナー(2)小人数を対象とし、討議などをまじえた講習会。セミナー』という意味です。
通常セミナーという場合には、(2)の「講習会」という意味で使用することが多いと思います。
対して、研修は英語にすると、”study”とか”research”と訳しますから、勉強するとか調べるという意味ですね。国語辞典では『学問・技能などをみがき修得すること。特に、職務に対する理解を深め、習熟するために学習すること』とあります。研修の”研”という漢字は「みがく」という意味だということからも研修が勉強だということがわかります。
こういった意味から考えると、セミナーは希望して参加している方の方が多いのに対して、研修は強制参加の方もいる可能性があるということがいえそうです。セミナー参加は自由意志によるけれども、研修参加は強制的って感じしますもんね。
こうして見てくるとセミナーが広く一般の方を募集するのに対して、研修は「社内研修」というように勉強会という側面が強く、参加が義務付けられることもあると考えられます。まぁ、いずれにせよ、セミナー研修は”勉強”だってことですね……